The National:バンド・プロフィール

2024年4月5日

以下は僕が愛着をもって10年以上聴き続けているロックバンド、ザ・ナショナルについての情報をまとめたものである。あくまでも個人による調査なので、誤った内容も含まれているかもしれない。また音源についての情報もすべてを網羅できているわけではないため、新しい楽曲を発見したり誤りが確認できしだい修正を加える。その点、ご了承いただきたい。

左からブライス・デスナー、スコット・デヴェンドーフ、マット・バーニンガー、
ブライアン・デヴェンドーフ、アーロン・デスナー
画像の出典:https://www.uncut.co.uk/news/the-national-reveal-new-album-details-24573/

現代アメリカン・インディーロックの最高峰

アメリカ・オハイオ州シンシナティ出身のメンバーによって1999年にブルックリンで結成された5人組ロックバンド。オルタナティヴ・ロックやフォーク、それにアメリカーナ(アメリカのルーツ・ミュージック)などに影響を受けた、地味ではあるがしっかりとした骨太のサウンドを特徴とする3枚のアルバムをリリースし、インディーシーンでの存在感を高めてゆく。2007年、4作目のアルバム『ボクサー』が批評家筋からの賞賛を浴び、一気にメジャーシーンへ。5作目の『ハイ・ヴァイオレット』でいよいよ大物としての地位を確立し、2017年の7作目『スリープ・ウェル・ビースト』ではグラミー賞に輝いた。2023年には姉妹作『ファースト・トゥー・ページズ・オブ・フランケンシュタイン』、『ラフ・トラック』を立て続けにリリースするなど、コロナ禍での活動中断を経て、音楽的な交友関係の輪を広げながら、再び旺盛な創作意欲を示している。

バンドのオフィシャルサイト ・ウィキペディア(英語) ・ブラスランド・レコーズ ・4AD


来日公演

2011年 11月9日 東京(渋谷duo music exchange):もともとは3月17日に予定されていたが東日本大震災の影響で延期

2014年 2月16日 東京(新木場STUDIO COAST):Hostess Club Weekenderの2日目に登場

2020年 3月17日~18日にZepp Diver City Tokyoで2公演(サポートアクト:フィービー・ブリジャーズ)が予定されていたがコロナ禍のため中止

メンバーと主な担当パート

・マット・バーニンガー(Matt Berninger, 1971年2月13日生まれ)ボーカル

・アーロン・デスナー(Aaron Dessner, 1976年4月23日生まれ(兄))ギター、ピアノ、キーボード

・ブライス・デスナー(Bryce Dessner, 1976年4月23日生まれ(弟))ギター、ピアノ、キーボード

・スコット・デヴェンドーフ(Scott Devendorf, 1972年11月7日生まれ)ベース

・ブライアン・デヴェンドーフ(Brian Devendorf, 1975年7月1日生まれ)ドラムス

*アーロンとブライスは双子の兄弟。またスコットとブライアンは兄弟。

*マットの妻であるカリン・ベッサー(Carin Besser)は作詞でバンドに関わっている。


ゲストミュージシャン

クレジットがはっきりわかる曲のみを以下に示す。多くは『アイ・アム・イージー・トゥ・ファインド』でのボーカルとしてフィーチャーされているもの。

略称 B=Boxer IA=I Am Easy to Find  FT=First Two Pages of Frankenstein  LT=Laugh Track

・フィービー・ブリジャーズ(Phoebe Bridgers):“This Isn’t Helping” (FT) / “Your Mind Is Not Your Friend”(FT) / “Laugh Track” (LT)

・ロザンヌ・キャッシュ(Rosanne Cash):“Crumble” (LT)

・ゲイル・アン・ドーシー(Gail Ann Dorsey):“You Had Your Soul with You” / “Quiet Light” / “Roman Holiday” / “Hey Rosey” / “Not in Kansas”  / “Hairpin Turns”(すべてIA)

・シャロン・ヴァン・エッテン(Sharon Van Etten):“The Pull of You” (IA)

・リサ・ハニガン(Lisa Hannigan):“The Pull of You”  / “Not in Kansas” / “So Far So Fast”  / “Hairpin Turns”(すべてIA)

・イヴ・オーウェン(Eve Owen):“Quiet Light”  / “Where Is Her Head”(すべてIA)

・ダイアン・ソレル(Diane Sorel):“Quiet Light”(IA)

・ケイト・ステイブルズ(Kate Stables from This Is the Kit):“I Am Easy to Find” / “Not in Kansas”  / “Rylan”(すべてIA)

・スフィアン・スティーヴンズ(Sufjan Stevens):“Racing Like a Pro” (B) / “Ada” (B) / “Once Upon a Poolside” (FT)(いずれもピアノ)

・テイラー・スウィフト(Taylor Swift):“The Alcott” (FT)

・ミナ・ティンドル(Mina Tindle)*:“Oblivions” (IA)

・ジャスティン・ヴァーノン(Justin Vernon from Bon Iver):“Weird Goodbyes” (LT)

・ブルックリン・ユース・コーラス(Brooklyn Youth Chorus):“Her Father in the Pool” / “Dust Swirls in Strange Light”  / “Underwater”(すべてIA)

*フランスのシンガーソングライター(本名はPauline de Lassus Saint-Geniès,1983年4月9日生まれ)。ソロ活動ではこれまで『タランタ』(Taranta, 2012)、『パレーズ』(Parades, 2014)、『シスター』(Sister, 2020)の3枚のアルバムを発表しており、ブライスの妻であることから、ザ・ナショナルの作品にも参加している。


サポートミュージシャン

・ベン・ランツ(Ben Lanz):ザック・コンドン(Zach Condon)を中心とするバンド、ベイルート(Beirut)のメンバー。バンドメイトのアーロン・アーンツ(Aaron Arntz)、デヴェンドーフ兄弟とともに LNZNDRFとしても活動している。トロンボーン、シンセサイザーを担当。

・カイル・レズニック(Kyle Resnick):ベイルートのメンバー。トランペット、キーボード、バックボーカルを担当。

(過去のサポートミュージシャン)

・ジェームズ・マカリスター(James McAlister):パーカッション、ドラムス(2019)

・パドマ・ニューサム(Padma Newsome):ヴィオラ、オーケストレーション(2003-2009)

*パドマはブライスとともにクロッグズ(Clogs)としても活動しており、またジェームズはブライスらとアルバム『プラネタリウム』(Planetarium, 2017)を制作。


バンドの簡単な年表

1991年 マット・バーニンガーとスコット・デヴェンドーフの二人がシンシナティ大学(University of Cincinnati)在学中に出会う。マイク・ブルーワー、ケイシー・リース(Casey Reas)、ジェフ・セイレムの5人でローファイ・ガレージ・バンド、ナンシー(Nancy)を結成(バンド名はマットの母親から)。5年間活動し、ワイフ・レコーズよりアルバムRuther 3429をリリースし、ケイシー以外の4人がブルックリンへと移ったことで解散。

1998年 ブライアン・デヴェンドーフ、アーロン・デスナー、ブライス・デスナーのプロジェクト・ニム(Project Nim)が解散。デヴェンドーフ兄弟を介して、3人はブルックリンにいるマット、スコットと合流。

1999年 マット・バーニンガー、アーロン・デスナー、スコット・デヴェンドーフ、ブライアン・デヴェンドーフによってThe Nationalが結成される(ブライス・デスナーはパリにいて、この時点では正式なメンバーとしては参加していない)。

2001年 10月30日、アーロンとブライスが友人のアレック・ハンリー・ベミス(Alec Hanley Bemis)とともに設立したブラスランド・レコーズ(Brassland Records)より、ファースト・アルバム『ザ・ナショナル』(The National)をリリース(プロデュースはニック・ロイド(Nick Lloyd)およびザ・ナショナル)。ベルギーで133位、スコットランドで65位。ブライスもレコーディングに参加しており、次回作からは正式なメンバーとなっている。

2003年 9月2日、セカンド・アルバム『サッド・ソングズ・フォー・ダーティー・ラヴァーズ』(Sad Songs for Dirty Lovers)をブラスランド・レコーズよりリリース(プロデューサーはニック・ロイド、ポール・ヘック(Paul Heck)、ピーター・ケイティス(Peter Katis))。スコットランドで45位。

2004年 EP『チェリー・ツリー』(Cherry Tree)をリリース。ベガーズ・バンケット・レコーズに移籍。

2005年 4月12日、サード・アルバム『アリゲーター』(Alligator)をベガーズ・バンケットよりリリース(プロデューサーはピーター・ケイティスとPaul Mahajan)。

2007年 5月22日、フォース・アルバム『ボクサー』(Boxer)をベガーズ・バンケットよりリリース(プロデュースはピーター・ケイティスおよびザ・ナショナル)。全米68位、全英57位を記録。

2008年 “Fake Empire”のインストゥルメンタル・ヴァージョンがバラク・オバマの選挙キャンペーンで使用される。ザ・ナショナルは2012年の大統領選挙においてもオバマを支持した。

5月20日 ドキュメンタリー映画『ア・スキン、ア・ナイト』(A Skin, a Night)をリリース。『ボクサー』のBサイド曲および未発表曲を収録したThe Virginia EPが付属し、こちらはのちに単独でもリリースされた。

2009年 アーロンとブライスのプロデュースによるコンピレーション・アルバム『ダーク・ワズ・ザ・ナイト』(Dark Was the Night)が4ADよりリリース(ベガーズ・バンケットは4ADに合併された)。

2010年 5月11日、フィフス・アルバム『ハイ・ヴァイオレット』(High Violet)を4ADよりリリース(セルフプロデュース)。全米3位、全英5位を記録。

2013年 4月17日、マットの弟、トム・バーニンガーがカメラを回したドキュメンタリー映画『ミステイクン・フォー・ストレンジャーズ』(Mistaken for Strangers)がニューヨークのトライベカ・フィルム・フェスティヴァルでプレミア公開。その後DVDとしてリリース。5月7日、MoMa PS1にて6時間かけて“Sorrow”を105回演奏。その模様はアイスランドの現代アーティスト、ラグナル・キャルタンソン(Ragnar Kjartansson)によって映像作品化された。5月21日、シックスス・アルバム『トラブル・ウィル・ファインド・ミー』(Trouble Will Find Me)を4ADよりリリース(プロデューサーはアーロン、ブライス、マーカス・ペクィン(Marcus Pequin))。全米3位、全英3位を記録。

2017年 9月8日、セヴンス・アルバム『スリープ・ウェル・ビースト』(Sleep Well Beast)を4ADよりリリース(プロデューサーはアーロン、ブライス、マット、ピーター・ケイティス)。全米2位、全英1位を記録。同作によりグラミー賞(最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞)を受賞。

2019年 5月17日、エイス・アルバム『アイ・アム・イージー・トゥ・ファインド』(I Am Easy to Find)を4ADよりリリース(プロデュースはザ・ナショナルおよびマイク・ミルズ)。全米5位、全英2位を記録。

2021年 2018年にエリカ・シュミット(Erica Schmidt)によって上演されたミュージカルを映画化した『シラノ』(Cyrano)のためにザ・ナショナル名義で“Every Letter”と“Somebody Desperate”を提供(エドモン・ロスタンの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』(Cyrano de Bergerac, 1897)が原作。ミュージカルの音楽はアーロンとブライスが、劇中歌の歌詞はすべてマットとカリンが制作した)。

2022年 5月、コロナ禍のため控えていたライブを2年半ぶりにスペイン・パンプローナで再開。のちに『ファースト・トゥー・ページズ・オブ・フランケンシュタイン』および『ラフ・トラック』のマテリアルとなる「グリース・イン・ユア・ヘアー」(“Grease in Your Hair”)「トロピック・モーニング・ニューズ」(“Tropic Morning News”)、「ウィアード・グッバイズ」(“Weird Goodbyes,” この時点でのタイトルは“Bathwater”だった。8月22日に3年ぶりのシングルとしてリリース)の3曲が披露される。続いて「アイス・マシーンズ」(“Ice Machines”)がパリで、さらに「スペース・インヴェーダー」(“Space Invader”)が7月のニューポート・フォーク・フェスティヴァルで披露される。

2023年 4月28日、ナインス・アルバム『ファースト・トゥー・ページズ・オブ・フランケンシュタイン』(First Two Pages of Frankenstein)を4ADよりリリース(セルフプロデュース)。全米14位、全英4位を記録。9月15日、『ラフ・トラック』(Laugh Track)を4ADよりサプライズ・リリース(プロデュースはトニー・バーグ(Tony Berg)、ジョン・レヴェンサール(John Leventhal)、タッカー・マーティン(Tucker Martine)およびザ・ナショナル)。『フランケンシュタイン』の姉妹作的な位置づけ。全英24位を記録。


ディスコグラフィー>

(スタジオ・アルバム 全10作)

2001年
10月30日
1st『ザ・ナショナル』(The National, Brassland, 2021年リマスター)
2003年
9月2日
2nd『サッド・ソングズ・フォー・ダーティー・ラヴァーズ』(Sad Songs for Dirty Lovers, Brassland, 2021年リマスター)
2005年
4月12日
3rd『アリゲーター』(Alligator, Beggars Banquet)1
2007年
5月22日
4th『ボクサー』(Boxer, Beggars Banquet)2
2010年
5月10日
5th『ハイ・ヴァイオレット』(High Violet, 4AD)3
2013年
5月17日
6th『トラブル・ウィル・ファインド・ミー』(Trouble Will Find Me, 4AD)4
2017年
9月8日
7th『スリープ・ウェル・ビースト』(Sleep Well Beast, 4AD)
2019年
5月17日
8th『アイ・アム・イージー・トゥ・ファインド』(I Am Easy to Find, 4AD)
2023年
4月28日
9th『ファースト・トゥー・ページズ・オブ・フランケンシュタイン』
First Two Pages of Frankenstein, 4AD)
5
2023年9月18日10th『ラフ・トラック』(Laugh Track, 4AD)

(ライブ作品 全6作

2007年
7月9日
Daytrotter Session (Daytrotter, digital download)
2010年
7月20日
iTunes Festival: London 2010-EP (4AD, digital download)
2013年
6月10日
Tiny Desk Concert (NPR, digital download )
2015年
6月30日
A Lot of Sorrow
(4AD、ライブで演奏された“Sorrow”(99回)を収録した9枚組クリアヴァイナル)
2018年
4月21日
Boxer (Live in Brussels)(2017年11月9日にベルギー・ブリュッセルで行われた『ボクサー』完全再現ライブの音源化)
2019年
11月29日
Juicy Sonic Magic: Live in Berkeley, September 24-25, 2018
(4AD, 3本組カセットボックスセット(米国限定)、デジタルダウンロード)

(EP 全2作

2004年7月20日Cherry Tree  (Brassland, 2021年リマスター) 7曲を収録6
2008年5月20日The Virginia EP(Beggars Banquet)12曲を収録7

(シングル)

略称 SS=Sad Songs for Dirty Lovers  A=Alligator  B=Boxer  HV=High Violet  TW=Trouble Will Find Me  SW=Sleep Well Beast  IA=I Am Easy to Find  FT=First Two Pages of Frankenstein  LT=Laugh Track  略称の後ろの数字はそのアルバムからシングルカットされた順番を示す。

2003年“Slipping Husband”(プロモーション盤。“Lit Up” (Demo)を収録。) (SS1)
2005年“Abel”(他に“Driver, Surprise Me”と“Keep It Upstairs”を収録)(A1) / “Secret Meeting”(Remix) (他に"The Geese of Beverly Road"(Live)を収録)(A2) / “Lit Up”(Remix)(他に"You’ve Done It Again Virginia"と"Lit Up"(Parisian Party Version)を収録) (A3)
2007年“Mistaken for Strangers”(他に“Blank Slate”と“Santa Clara”を収録)(B1) / “Apartment Story”(他に"Mansion on the Hill"(ブルース・スプリングスティーンのカバー)を収録) (B2)
2008年“Fake Empire” (B3)
2010年“Bloodbuzz Ohio” (HV1) / “Anyone’s Ghost” (HV2) / “Conversation 16” (HV3) / “Terrible Love (Alternate Version)” (HV4)
2011年 “Wake Up Your Saints” / “Think You Can Wait”(映画『ウィン・ウィン』(Win Win, 2011)のサウンドトラックとして) / “Exile Vilify”(パズルアクションゲームPortal 2のために書かれた)
2013年“Demons” (TW1) / “Don’t Swallow the Cap” (TW2) / “Graceless” (TW3) / “Sea of Love” (TW4)  
2014年“I Need My Girl” (TW5)
2015年“Sunshine on My Back”(ドキュメンタリー映画Mistaken for Strangersのために書かれた)
2017年“The System Only Dreams in Total Darkness” (SW1) / “Guilty Party” (SW2)  / “Carin at the Liquor Store” (SW3) / “Day I Die” (SW4) / “I’ll Still Destroy You” (SW5)
2019年“You Had Your Soul with You” (IA1) / “Light Years” (IA2) / “Hairpin Turns” (IA3) / “Rylan” (IA4) / “Hey Rosey” (IA5)
2022年“Weird Goodbyes (feat. Bon Iver)” (LT1)
2023年“Tropic Morning News” (FT1) / “New Order T-Shirt” (FT2) / “Eucalyptus” (FT3) / “Your Mind Is Not Your Friend (feat. Phoebe Bridgers) (FT4) / “The Alcott (feat. Taylor Swift)” (FT5) / “Alphabet City” / “Space Invader”(両A面シングル) (LT2)

(その他の音源)

2009年“So Far Around the Bend”(コンピレーション・アルバムDark Was the Nightに収録)
2011年“Twenty Miles to NH (Part 2)” (The Philistines Jr.のカバー、If a Lot of Bands Play in the Wood reissue various artists discに収録)
2012年“The Rains of Castamere”(Game of Thrones: Season 2のサウンドトラックに収録)
2013年“Lean”(The Hunger Games: Catching Fire – Original Motion Picture Soundtrackに収録)
2016年“Peggy-O” / “Morning Dew” / “Terrapin Station” (with Daniel Rossen and Christopher Bear) / “I Know You Rider” (Live with Bob Weir) (これら3曲はDay of the Dead(グレイトフル・デッドのカバーアルバム)に収録)
2017年“Christmas Magic”(The Bob’s Burgers Music Albumに収録)
2019年“Turn on Me”(For the Throne: Music Inspired by the HBO Series Game of Thronesに収録)
2020年“Never Tear Us Apart”(INXS(インエクセス)のカバー、コンピレーション・アルバムSongs for Australiaに収録。その後シングルとしてもリリースされた)
2021年“Somebody Desperate”(映画『シラノ』(Cyrano, 2021)のサウンドトラックに収録。その後シングルとしてもリリースされた)

(他のアーティストとのコラボレーションなど)

2012年Julia Stoneが“Bloodbuzz Ohio”をカバー(アルバム『バイ・ザ・ホーンズ』(By the Horns)に収録)
2013年Mark Seymour & The Undertowが“Sorrow”をカバー(アルバム『セヴンス・ヘヴン・クラブ』(Seventh Heaven Club)に収録)
2020年Taylor Swift / “Coney Island (feat. The National)”(アルバム『エヴァーモア』(evermore)に収録)
2023年Norah Jones / “Sea of Love (feat. The National)”(From “Norah Jones Is Playing Along” Podcast)

(映像作品)

2008年ドキュメンタリー映画『ア・スキン、ア・ナイト』(A Skin, a Night):監督はヴィンセント・ムーン。付属のThe Virginia EPはのちに単独でリリースされた。
2013年ドキュメンタリー映画『ミステイクン・フォー・ストレンジャーズ』(Mistaken for Strangers:マットの弟で、映画監督のトム・バーニンガーがライブに同行して回ったときの映像を収めたもの。編集にはマットの妻、カリン・ベッサーも携わった。
2013年『ア・ロット・オブ・ソウロウ(たくさんの悲哀)』(A Lot of Sorrow:アイスランドの現代アーティスト、ラグナル・キャルタンソン(Ragnar Kjartansson)による映像作品。5月7日、ザ・ナショナルがMoMa PS1のVWドームにて6時間かけて“Sorrow”(High Violetに収録)を105回演奏するパフォーマンスを収めたもの。以下のURLから作品の一部をみることができる。なお映像とは別に音源が2015年6月30日、4ADより9枚組のクリアヴァイナルとして発売された。
2019年I Am Easy to Find: 8作目『アイ・アム・イージー・トゥ・ファインド』と同名の、マイク・ミルズ(Mike Mills)監督による短編映画。主な作品に『人生はビギナーズ』(Beginners, 2010)『20センチュリー・ウーマン』(20th Century Women, 2016)がある(スコットはこの2作が好きなのだとか)。アーロンとブライスは『カモン・カモン』(C’mon C’mon, 2021)のサウンドトラックを制作している。

各メンバーのサイドプロジェクト

<マット・バーニンガー>

2020年にブッカー・T・ジョーンズのプロデュースのもと『サーペンタイン・プリズン』(Serpentine Prison, Book’s Records)をリリースしソロデビュー。またエル・ヴァイ(EL VY:マットが元ラモーナ・フォールズ(Ramona Falls)、メノメナ(Menomena)のブレント・クノップフ(Brent Knopf)と結成したデュオ)名義で『リターン・トゥ・ザ・ムーン』(Return to the Moon, 2015)をリリースしている。

(その他のアーティストとのコラボ楽曲など)

2011年“Representing Memphis” (Booker T. Jones featuring Sharon Jones and Matt Berninger)(アルバム『ザ・ロード・フロム・メンフィス』(The Road from Memphis)に収録)
2014年“A Lyke Wake Dirge” (Matt Berninger and Andrew Bird)(イングランドの伝承歌。米テレビドラマ『ターン』(Turn: Washington’s Spies)のサウンドトラックに収録)/ “Coming Down” (Clap Your Hands Say Yeah featuring Matt Berninger)(アルバム『オンリー・ラン』(Only Run)に収録)
2018年“My Enemy (feat. Matt Berninger)”(チャーチズ(Chvrches)のアルバム『ラヴ・イズ・デッド』(Love Is Dead)に収録)
2019年“Walking on a String (feat. Phoebe Bridgers)” (Between Two Ferns: The Movieのために制作された)
2020年“Pray It Away” (with Matt Berninger)”(ハナ・ジョーガス(Hannah Georgas)のアルバム『オール・ザット・イモーション』(All That Emotion)に収録)/ “7 O’clock / Silent Night” (Phoebe Bridgers featuring Fiona Apple and Matt Berninger)(サイモン&ガーファンクルのカバー。クリスマスEP『イフ・ウィー・メイク・イット・スルー・ディセンバー』(If We Make It Through December)に収録)
2021年“I’m Waiting for the Man”(ヴェルヴェット・アウンダーグラウンドのカバー。I’ll Be Your Mirror: A Tribute to the Velvet Underground & Nicoに収録)/ “We All Have” (Julia Stone featuring Matt Berninger)(アルバム『シックスティー・サマーズ』(Sixty Summers)に収録)/ “South for the Winter” (Adia Victoria featuring Matt Berninger) (アルバム『ア・サザン・ゴシック』(A Southern Gothic)に収録)
2022年“I Know You Know Me (feat. Matt Berninger)”(キャロライン・スペンス(Caroline Spence)のアルバム『トゥルー・ノース』(True North)に収録)

<アーロン・デスナー>

ビッグ・レッド・マシーン(Big Red Machine:ジャスティン・ヴァーノン(ボン・イヴェール)とのデュオ)名義で2018年に『ビッグ・レッド・マシーン』(Big Red Machine、2021年に『ハウ・ロング・ドゥー・ユー・スィンク・イッツ・ゴナ・ラスト?』(How Long Do You Think It’s Gonna Last?をリリースしている。他に共同制作やプロデュースとしてシャロン・ヴァン・エッテン(Sharon Van Etten)の『トランプ』(Tramp, 2012)、リサ・ハニガン(Lisa Hannigan)の『アット・スウィム』(At Swim, 2016)、テイラー・スウィフトの『フォークロア』(folklore, 2020)および『エヴァ―モア』(evermore, 2020)、グレイシー・エイブラムス(Gracie Abrams)の『グッド・リッダンス』(Good Riddance, 2023)、エド・シーランの『-』(subtract, 2023)など。

(その他のアーティストとのコラボ楽曲など)

2019年“Who’d You Kill Now?” (Aaron Dessner & Lauren Mayberry) (Tiny Changes: A Celebration of Frightened Rabbit’s ‘The Midnight Organ Fight’に収録)

2019年 “Who’d You Kill Now?” (Aaron Dessner & Lauren Mayberry) (Tiny Changes: A Celebration of Frightened Rabbit’s ‘The Midnight Organ Fight’に収録)

<ブライス・デスナー>

ブライスはザ・ナショナルの主要メンバーとしての顔を除けば、主に現代音楽の作曲家・演奏家として知られているだろう。イェール大学で音楽の修士号を取得した彼の音楽活動は非常に旺盛であり、ジャンルもインディーロックからクラシック音楽、現代音楽までと多岐にわたるので、別ページに主要なものを項目ごとにまとめておく。

<ブライアン・デヴェンドーフ>

2020年に『ロイヤル・グリーン』(Royal Greenをリリースし、ソロデビュー。その他、プファーマーズとLNZNDRFの2つのバンドで活動している。

プファーマーズ(Pfarmers):メンバーはブライアン・デヴェンドーフ、ダニー・ザイム(メノメナ、Lackthereof)、デイヴ・ネルソン(スフィアン・スティーヴンズ、セイント・ヴィンセント)2015年にデビューアルバム『ガンネラ』(Gunnera、2016年にセカンドアルバム『アワ・プラム』(Our Puramをリリース。

LNZNDRF(読み方:ランゼンドーフ):メンバーはブライアン・デヴェンドーフ、スコット・デヴェンドーフ、ベイルートのベン・ランツ(Ben Lanz)およびアーロン・アーンツ(Aaron Arntz)。2016年にデビューアルバム『ランゼンドーフ』(LNZNDRF2019年にセカンドアルバム『II』(IIをリリース。

<スコット・デヴェンドーフ> 

DJead Nightの活動に参加。


日本語で読める記事など

(TURN)

「自分たちはまだやれるのか? という思いが渦巻いていた」
5人の結束と信頼感が試されたザ・ナショナル渾身の新作(2023年4月28日)

「ザ・ナショナル 形骸化したロック史の継承、可能性追求を怠らない堂々たる潔さ オリジナル・アルバム・ガイド」(2021年3月7日)

*TURN『ザ・ナショナル』~『アイ・アム・イージー・トゥ・ファインド』までのアルバムレビュー。

「『何もないところからバンドを作り上げ、音楽でやっていけるかも……と思えるまで10年間はかかった』スコット・デヴェンドーフ、ブレイク前夜のザ・ナショナル初期を振り返る」(2021年2月26日)

「『ザ・ナショナルとツアーをしてステージで歌うことが好きなんだということを実感した』ブライス・デスナーの妻でもあるミナ・ティンドル生活の中にある音楽への愛」(2020年10月14日)

「人はまっさらで生まれ、喜びや挫折を浴びて育ち、強く気高く終える
ザ・ナショナル最高傑作『I Am Easy To Find』ここに誕生!」(2019年5月17日)

「世界に誇る最強バンドであるために アーロン・デスナーが語るザ・ナショナルが無敵の理由」(2019年5月16日)

(Mikiki:タワーレコードの音楽ガイドメディア)

「ザ・ナショナル(The National)の新作が背負うものとUSインディの現在――岡村詩野 × 木津毅 対談」(2023年6月6日)

「ザ・ナショナル(The National)はなぜ現代アメリカを代表するロック・バンドなのか? 岡村詩野と木津毅が語る成熟した男たち5人の魅力」(2021年3月8日)

「グラミー受賞バンド、ザ・ナショナル(The National)ってどうすごいの? 光差す新作『I Am Easy To Find』に聴く現代アメリカ最重要アクトの魅力」(2019年5月17日)

(ビルボードジャパン)

「ザ・ナショナル 『スリープ・ウェル・ビースト』インタビュー~マットが語る最新作&アートと政治」

(Q誌(2020年に廃刊))

「【インタビュー】成熟したバンド・サウンドが鳴る最高傑作! ザ・ナショナル、バンド史上最高のコンディションで新作を完成。」(2013年5月21日)

  1. Limited Expanded Editionには以下を収録したボーナスディスクがつく。
     1. “The Thrilling of Claire”
    2. “Driver, Surprise Me”
    3. “Lit Up” (Remix)
    4. “Secret Meeting” (Remix)
    5. “The Geese of Beverly Road” (Live)
    6. “Abel” (Enhanced Video)
    7. “Lit Up” (Enhanced Video)
    8. “Daughters of the SoHo Riots” (Enhanced Video) ↩︎
  2. iTunes Bonus Tracks
     1. “Blank Slate”
    2. “Santa Clara” ↩︎
  3. Expanded Editionにはボーナストラックとして以下の8曲が含まれている。
     “Terrible Love” (Alternate Take)”
    “Wake Up Your Saints”
    “You Were a Kindness”
    “Walk Off”
    “Sin-Eaters”
    “Bloodbuzz Ohio” (Live at Current)
    “Anyone’s Ghost” (live)
    “England” (live) ↩︎
  4. 日本盤CDボーナス “Learning” (Mike Hadreas) ↩︎
  5. 日本盤CDボーナス “Weird Goodbyes (feat. Robin Pecknold)” (Live) フリート・フォクシーズ(Fleet Foxes)のロビン・ペックノルドを迎えて披露されたライブ音源。 ↩︎
  6. 1. “Wasp Nest”
    2. “All the Wine”
    3. “All-Dolled Up in Straps”
    4. “Cherry Tree”
    5. “About Today”
    6. “Murder Me Rachel” (live)(オリジナルはSad Songs for Dirty Lovers収録)
    7. “A Reasonable Man” (I Don’t Mind) ↩︎
  7. 1. “You’ve Done It Again, Virginia”
    2. “Santa Clara”
    3. “Blank Slate”
    4. “Tall Saint” (Demo)
    5. “Without Permission”
    6. “Forever After Days” (Demo)
    7. “Rest of Years” (Demo)
    8. “Slow Show” (Demo)(オリジナルはBoxerに収録)
    9. “Lucky You” (Daytrotter Session)(オリジナルはSad Songs for Dirty Loversに収録)
    10. “Mansion on the Hill” (Demo)
    11. “Fake Empire” (Live)(オリジナルはBoxerに収録)
    12. “About Today” (Live)(オリジナルはCherry Treeに収録) ↩︎