【歌詞対訳】”Neighborhood#2 (Laïka) / Arcade Fire
デビューアルバム『フューネラル』(Funeral, 2004)に収録。ネイバーフッド組曲の2曲目。"Half Light I" “Half Light II (No Celebration)のように、「○○交響曲第△番」といった表記は本来クラシック音楽で用いられるものだが、アーケード・ファイアはすでにデビュー当時からこうした特徴的なネーミングを好んでいる。これはレジーヌ・シャサーニュの音楽的嗜好を反映してのことだろう。組曲といっても、正確にはひとつの楽曲ということではなく、「隣人」というものをテーマに独立した曲が4つ並んでいるだけである。「ライカ」はソ連のスプートニク2号によって宇宙に打ち上げられ、初めて地球軌道を周回した犬のこと。大いなる旅に出たケンカっ早いアレックス兄さんは吸血鬼にかまれてしまうが、このへんのB級っぽさがいい感じだ。
“Neighborhood #2 (Laïka)” (written by Arcade Fire)Alexander, our older brother
Set out for a great adventure
He tore our images out of his pictures
He scratched our names out of all his letters
Our mother shoulda just named you Laïka!
Come on Alex, you can do it.
Come on Alex, there’s nothing to it.
If you want something don’t ask for nothing
If you want nothing don’t ask for something!
Our mother shoulda just named you Laïka!
「ネイバーフッド#2(ライカ)」
僕たちの兄、アレグザンダーは
大いなる冒険へと出発した
彼は写真から僕たちの姿を破り取った
すべての手紙から僕たちの名前を消してしまった
母さんはただ兄さんをライカと名づけるべきだったのに!
さあ、アレックス兄さん、きっとできるよ
さあ、アレックス兄さん、それは何でもないことさ
何かがほしいのなら、何も求めてはいけない
何もほしくないなら、何かを求めてはいけない
母さんはただ兄さんをライカと名づけるべきだったのに!
It’s for your own good, it’s for the neighborhood, the neighborhood
それは兄さんのためになるんだ、近所のためになるんだ!
Our older brother, bit by a vampireFor a year, we caught his tears in a cup
And now we’re gonna make him drink it
Come on Alex, don’t die or dry up
Our mother shoulda just named you Laïka!
僕たちの兄は吸血鬼に噛まれた
一年のあいだ、僕たちは彼の涙をコップにためた
そしていま彼にそれを飲ませようとしている
いいかい、アレックス兄さん、死んだり干乾びたりしてはだめだ
母さんはただ兄さんをライカと名づけるべきだったのに!
It’s for your own good, it’s for the neighborhood!
それは兄さんのためになるんだ、近所のためになるんだ!
When daddy comes home, you always start a fightSo the neighbors can dance in the police disco lights
The police disco lights, the police disco lights
Now the neighbors can dance!
父さんが帰ってくると、兄さんはきまって争いを起こすね
それで近所の人たちは警察のディスコ・ライトでダンスできてしまうんだ
警察のディスコ・ライト、警察のディスコ・ライト
ほら近所の人たちはダンスできるんだ!
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