【歌詞対訳】”Nothing Will Change” / Sharon Van Etten
フォースアルバム『アー・ウィー・ゼア』(Are We There, 2014)に収録。シャロン・ヴァン・エッテンは、前作『トランプ』(Tramp, 2012)まででアコースティックギターを中心としたシンプルなフォークサウンド、オーソドックスなバンドサウンドを確立していたが、このアルバムはさらに音楽的な深みを増した意欲作となっている。個人的には彼女の全作品のなかで一番リピートしているかも。"Maybe something will change"ではじまり"Nothing will change"という諦念にいきつくこの歌は、ただひたすら個人的であると同時に切ない。なんというか、クセになる切なさである。コーラスの “I will reach you / I will meet you"はほとんど祈りのように聞こえるし、じっさい彼女の曲の多くはパーソナルなものである一方で、どこかメディテイティヴ(瞑想的)で超越的なものを志向しているように感じる。これほど飾り気がなく純粋な感情表現ができる歌い手は僕は他にはあまり思いつかない。
“Nothing Will Change” / Sharon Van EttenMaybe something will change
Maybe something will change
「ナッシング・ウィル・チェンジ(何も変わらない)」
たぶん何かが変わるかもしれない
たぶん何かが変わるかもしれない
Remember when you saw me on the streetAnd then you looked in my eyes?
You helped me with the tire change
It had been a while and I had thought that you’d forgotten 'bout me
I never could have forgotten you
通りで私を見かけて
それからじっと私の目を見たときのことを覚えてる?
タイヤ交換を手伝ってくれたよね
しばらくしてあなたは私のことなんか忘れてしまったんだと思った
私にはどうやったって忘れられるはずもなかった
I will reach youI will reach you
I will meet you on your street
I won’t let you down
あなたに届く
きっとあなたに届く
あなたの通りできっとあなたに会える
決してがっかりさせたりしないよ
Maybe something will changeMaybe something will change
たぶん何かが変わるかもしれない
たぶん何かが変わるかもしれない
A couple years later when I saw you making western movesAnd “pal"ing 'round but I still saw in you
You always believed in me and I always believed in you
Let’s not turn the page
数年後 あなたがウェスタン気取りで
友だち付き合いをしているのを見たけど 私にはあなただってわかった
あなたはいつだって私のことを信じていたし、私もいつだってあなたを信じていた
やり直すことはしないようにしよう
I will reach youI will reach you
I will meet you on your street
I won’t let you down
あなたに届く
きっとあなたに届く
あなたの通りできっとあなたに会える
決してがっかりさせたりしないよ
I will meet youI will meet you
I will meet you, on your street
I don’t wanna let you down
あなたに会える
きっとあなたに会える
あなたの通りできっとあなたに会える
がっかりさせたくないよ
Nothing will changeNothing will change
Nothing will change
Nothing will change
何も変わらない
何も変わらない
何も変わらない
何も変わらない
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