【歌詞対訳】”Begging for Thread” / Banks
アルバム『ゴッデス』(Goddess, 2014)からの4thシングル。3rdシングルの「ドラウニング」とこの曲はアルバムの中でもとりわけキャッチーだけど、そこはバンクスなので独特のダークな世界観を築いている。バンクスはカリフォルニア・ロサンジェルスの出身。アルバート・ハモンドの往年のヒット曲に「カリフォルニアの青い空」("It Never Rains in Southern California")というのがあった。実際にカリフォルニアを訪れたことがないからわからないが、一般的にカリフォルニアといえばハモンドの歌のとおり、陽光のふりそそぐ明るい場所というイメージがあるだろう。西海岸だし。そんなの知ったことかと言わんばかりのバンクスの湿っぽいひんやりとした音楽性がいったいどうやって育まれたのか気になる。まあ、暗いのは暗いんだけど、たとえばポーティスヘッドやジョイ・ディヴィジョンあたりの救いようのない暗さと比べると、この人はあくまで演じているだけに見えるね。
“Begging for Thread" (written by J. Banks, J. Rogg and T. Anderson)So I got edges that scratch
And sometimes I don’t got a filter
But I’m so tired of eating all of my misspoken words
I know my disposition gets confusing
My disproportionate reactions fuse with my eager state
That’s why you wanna come out and play with me
「ベギング・フォー・スレッド(糸を乞う)」
私にはひっかかる縁がある
それに時々フィルターは持たない
でも私はもう誤って発した自分の言葉のすべてを飲み込むのにうんざりしている
自分の気質が混乱を招くものになるのはわかっている
私の不均衡な反応は私自身の熱意あふれた状態と溶け合う
それであなたは出てきて私といちゃつきたいわけね
YeahWhy
Why
Why
Stooped down and outYou got me begging for thread
To sew me this hole up that you ripped in my head
Stupidly think you had it under control
Strapped down to something that you don’t understand
Don’t know what you were getting yourself into
You should have known
Secretly, I think you knew
前かがみになって
あなたは私に糸を求めさせた
あなたが私の頭のなかを引き裂いて作ったこの穴を縫うために
愚かにも自分のコントロール下にあると思ってるんでしょう
自分で理解できない何かに縛りつけられて
自分自身が何になりつつあったのかわからないんでしょう
知っておくべきだったわね
ひそかに、あなたは知っていたのだと思うけれど
I got some dirt on my shoesMy words can come out as a pistol
And I’m no good at aiming
But I can aim at you
私の靴には泥がついている
私の言葉は拳銃のように飛び出す
狙いを定めるのは決して得意ではないけど
あなたを狙うことはできる
I know my actions they may get confusingBut my unstable ways is my solution to even space
That’s why you wanna come out and play with me, yeah
自分の行動が混乱を招くかもしれないのはわかっている
でも私の定まらないやり方こそがこの単調な距離への解決法なの
それであなたは出てきて私といちゃつきたいわけね
Hold it out, woahTry to hide it out but my tracks are better
とっておきなさい
隠そうとすればいい 私のやり方のほうがすぐれている
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