【歌詞対訳】”Seventeen” / Sharon Van Etten

2024年12月15日

5枚目のアルバム『リマインド・ミー・トゥモロー』(Remind Me Tomorrow, 2019)に収録。シャロンがかつての自分、17歳だった頃の自分に語りかける。「セヴンティーン」という言葉で僕が連想するのは、キングズ・オブ・レオンの「17」、尾崎豊の「十七歳の地図」、大江健三郎の「セヴンティーン」、雑誌のSeventeenなど。世の中には案外セヴンティーンという言葉があふれているんだなあと思う。考えてみれば17歳、高校2年生というのは何かと微妙な年齢だ。16歳は高校に入って1年目なのでまだまだ初々しく、18歳は受験勉強に追われて忙しい。法律の改正によって今では成人年齢でもある。それに比べると、学校にも慣れてきて、まだまだ受験も遠いところにある17歳は一番気楽で、ふらふらしていられる年齢だろう。中間地点。しかし、だからこそ目標みたいなものが見つけられなくて焦ったり、変に迷走したりもする。17歳、それは誰しもが経験する中途半端で、混乱に満ちた中間地点だ。

“Seventeen” (written by Sharon Van Etten and Kate Davis)

I know what you want to say.

I think that you’re all the same.

Constantly being led astray,

You think you know something you don’t.

「セヴンティーン」

あなたが言いたいことはわかるよ

ちっとも変ってないね

絶えず間違ったほうに引っ張られてる

自分の知らない何かがわかるみたいな気分になってるんでしょう

Downtown hotspot

Halfway up this street

I used to be free

I used to be seventeen

Follow my shadow

around your corner.

I used to be seventeen,

now you’re just like me.

繁華街のホットスポット

この通りを半分行ったところ

かつて私は自由だった

かつて私は17歳だった

私の影を追いかけて

あなたの街角をうろつくといい

かつて私は17歳だった

今のあなたは私そっくりよ

Down beneath the ashes and the stone,

Sure of what I’ve lived and have known.

I see you so uncomfortably alone.

I wish I could show you how much you’ve grown.

灰と石の下敷きになってやっと

私が生きてきたものや学んだものが信じられるようになった

あなたはすごく居心地悪そうにひとりぼっちでいる

あなたがどれだけ成長したかってことを教えてあげられたらいいのに

used to be on this street.

I used to be seventeen

I used to be seventeen

Now you’re a hotshot

hanging on my block,

sun coming up…

Who is my shadow?

繁華街のホットスポットが

かつてこの通りにあった

かつて私は17歳だった

かつて私は17歳だった

今ではあなたは

私の近所をぶらぶらしてるやり手

日が昇りはじめる…

誰が私の影なの?

La-la-la-la-la-la-la

La-la-la-la-la-la-la

La-la-la-la-la-la-la

La-la-la-la-la-la-la

I know what you’re gonna be.

I know that you’re gonna be!

You’ll crumble it up just to see,

Afraid that you’ll be just like me!!

あなたが何になろうとしているのかわかるよ

私にはちゃんとわかるのよ!

あなたはそれを知りたいがために切り崩していくの、

まさに私みたいになるのを恐れてるのよね!!

Downtown hotspot

halfway through this life,

I used to feel free,

or was it just a dream?

Now you’re a hotshot,

think you’re so carefree

繁華街のホットスポット

この人生を半分過ぎたところ

かつて私は自由を感じていた

それともそれはただの夢だったのかしら?

今ではあなたはやり手になった、

すごく楽しくやってるんでしょう

But you’re just seventeen,

so much like me.

でもあなたはまだ17歳

すごく私に似てる

You’re just seventeen,

you’re just seventeen,

Seventeen

あなたはまだ17歳

あなたはまだ17歳

17歳