【歌詞対訳】”My Enemy (feat. Matt Berninger)” / CHVRCHES
サード・アルバム『ラヴ・イズ・デッド』(Love Is Dead, 2018)に収録。チャーチズは2012年にスコットランドで結成されたエレクトロポップ・バンド。個人的にこういう80年代テイストのクールかつちょっとダサめの音楽をやっている人たちはツボだ。ボーカルのローレン・メイベリーが可愛いということになっているが、失恋したら「愛は死んだ」というタイトルで愛憎どろどろのアルバムを作ってしまうコワい女だということを強調しておきたい。この曲はザ・ナショナルのマット・バーニンガーがフィーチャーされているが、ほんとに可愛いだけの女性はこんなくたびれた渋いおっさんと組もうとは思わないです。でもそのへんがあざといというか、自分たちは売れ線狙いのポップバンドじゃないんだぞっていうのが鼻につくような。歌詞のどうにもならない冷え切った関係性とは反対に、ゆったりとしたコーラス部分のメロディが気持ちいい曲。
“My Enemy (feat. Matt Berninger)”(Witten by Iain Cook, Martin Doherty & Lauren Mayberry)
I’ve got no more time to hear what you think about me
Because all your words are so cold, so callous, so clean
In the moment, you could be honest
You could wake up
But your jealousy is more blind than luck
君が僕をどう思っているか聞いている時間はもうない
だって君の言葉のすべてはとても冷たくて、無情で、清潔だから*
一瞬ののち、君は正直になりうる
目を覚ましうる
でも君の嫉妬は幸運よりもさらに理由がない**
*cold, callous, cleanの頭韻(alliteration)をうまく表現できないのが悔しい。Verse2のvile, vicious, vainも同じ。
**blind luck「まったく偶然の幸運、まぐれの幸運」を連想させる。
And you could be my enemyAnd you could be my judge
If you could start remembering all the time that you used up
And you could be my remedy
If you could show me love
If I could stop remembering all the time that you used up
そしてあなたは私の敵になりうる
私を裁く者になりうる
使い切ってしまったすべての時間をもしあなたが思い出していけるのなら
あなたは私の治療薬になりうる
私に愛を示すことができるのなら
あなたが使い切ってしまったすべての時間をもし私が思い出すのをやめることができるのなら
I’ve got no more time to hear who you think we should blameBecause all your words are so vile, so vicious, so vain
In the end we did all the damage that you could want
But the emptiness will go on and on
僕たちは誰を責めるべきなのか、君の考えを聞いている時間はもうない
だって君の言葉はすべて、とても不愉快で、邪悪で、空虚だから
しまいに僕たちは君が求めるだけのあらゆる害をなしてしまった
でも虚しさはそう、いつまでも続いていく
And you could be my enemyAnd you could be my judge
If you could start remembering all the time that you used up
And you could be my remedy
If you could show me love
If I could stop remembering all the time that you used up
そしてあなたは私の敵になりうる
私を裁く者になりうる
使い切ってしまったすべての時間をもしあなたが思い出していけるのなら
あなたは私の治療薬になりうる
私に愛を示すことができるのなら
あなたが使い切ってしまったすべての時間をもし私が思い出すのをやめることができるのなら
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