三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社、2024年)
例によってこのブログでは文芸書だけでなく話題の新書などを取り上げているが、この本はもうタイトルを見ただけで自分に刺さった。そして速攻でポチったのだが、例によってしばらくのあいだ積読の山のなかに埋もれることとなった。その理由はタイトルか ...
稲田豊史『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ―コンテンツ消費の現在形』(光文社新書、2022)
あまり流行っている本には手を出したくないけれど、この本は自分自身が日々感じている問題とも関わりがあるから読んでみた。「現代ビジネス」に連載された9本の記事がもとになっているということで、章によっては互いに重なり合う記述があったり、やや ...
加藤典洋『村上春樹は、むずかしい』(岩波新書、2015)
2022年のノーベル文学賞はフランスの作家アニー・エルノーが受賞し、日本の村上春樹は今年も受賞を逃した。何ということもない毎年の恒例行事。マスコミやらハルキストやらが騒ぎ立てているだけで、村上本人がどう思っているのかはよくわからない。 ...