【歌詞対訳】”Alfie” / Barbra Streisand

2024年2月7日

バート・バカラックとハル・デヴィッドによる名曲。ルイス・ギルバート監督の1966年の映画『アルフィー』(Alfie)の挿入歌。オリジナルはシラ・ブラックが歌っているが、ディオンヌ・ワーウィックやこのバーブラ・ストライサンド、それにバカラック本人のものも含めて、数多くのカバーがある。個人的にはこのストライサンドのバージョンが好きだ。先日、ポール・トーマス・アンダーソンの『リコリス・ピザ』(Licorice Pizza, 2022)を観ていたら、彼女がジョン・ピーターズと交際しているというネタが盛り込まれていて面白かった。ピーターズは完全に頭のたがが外れてしまっていて、ウォーターベッドを配達に来たゲイリーたちがトラックで逃げる場面のあのじんわりとした恐怖感は何ともいえない。僕はハイムが大好きで、アラナが出ているからチェックしてみたのだけど、フタを開けたらハイム一家全員が出ているし、トム・ウェイツもショーン・ペンもクセが強くて、思いの外いい作品だった。で、肝心のストライサンドだけど、名前だけで姿は出てこない(笑)

“Alfie" (written by Burt Bacharach and Hal David)

What’s it all about, Alfie?

Is it just for the moment we live?

What’s it all about when you sort it out, Alfie?

Are we meant to take more than we give?

Or are we meant to be kind?

それはいったい何のこと、アルフィー?

私たちが生きている間だけのことなの?

あなたが解決するそれはどんな意味があるの、アルフィー?

私たちは与えるよりも 多くを奪うようになっているの?

それとも優しい心を持つようになっているの?

And if only fools are kind, Alfie

Then I guess it is wise to be cruel

And if life belongs only to the strong, Alfie

What will you lend on an old golden rule?

ただ愚かな者たちだけが優しい心を持っているのなら、アルフィー 

非情になるのは賢いことかもしれない 

もし人生が強者だけのものであるなら、アルフィー 

あの昔からの黄金律にあなたは何を加えるの?*

*golden rule:「黄金律」(キリストの教えのかなめとされてきた行動規範。「自分が人にしてほしいように他人にもせよ」などと簡約される)

As sure as I believe there’s a heaven above, Alfie

I know there’s something much more

Something even non-believers can believe in

I believe in love, Alfie

空の上には天国があると私は信じている、アルフィー 

それと同じくらい確かに私はもっと多くの何かがあると知っている

無信仰者たちでさえ信じることのできる何かが

私は愛を信じているの、アルフィー

Without true love we just exist, Alfie

Until you find the love you’ve missed, you’re nothing, Alfie

When you walk, let your heart lead the way

And you’ll find love any day, Alfie

Alfie

本当の愛がなければ 私たちはただ生きているだけなのよ、アルフィー 

逃してしまった愛を見つけるまでは、あなたは何ものでもないわ、アルフィー 

歩くときは、心が導くままに進んでいきなさい 

そうしたら いつの日か愛を見つけられるわ、アルフィー 

アルフィー