【歌詞対訳】”Afraid of Everyone” / The National
5枚目のアルバム『ハイ・ヴァイオレット』(High Violet, 2010)に収録。これは僕がザ・ナショナルというバンドに惹かれる理由を一番よく表している曲だ。歌そのものはフロントマンのマット・バーニンガーが親になる前に抱いていた不安、抗うつ剤との戦いを描いていてすごくシリアスなのだけれど、同時にすごくユーモラスであり、何よりもハートにまっすぐ響いてくる切実さがある。みんなのことが怖い、好きな人たちを誰ひとり傷つけたくない、(問題を)一気に解決してくれるような薬は手にしていないという心情を吐露しておきながら、「オレンジの傘を使って僕は家族を守る」とか「星のスパンコールでぴかぴかに輝くテニスシューズをはいて」といったユーモアを添えることを忘れない感性を僕は愛する。最後は"Your voice swallowing my soul, soul, soul"という[s]の音で揃えられた、ほとんど意味を持たないかのような叫びによって音楽はかき消されていく。
“Afraid of Everyone” (written by Aaron Dessner and Matt Berninger)Then I’m radio and
Then I’m television
I’m afraid of everyone, I’m afraid of everyone
Lay the young blue body with the old red body
Cause I’m afraid of everyone, I’m afraid of everyone
「アフレイド・オブ・エヴリワン」
それから僕はラジオになった
それから僕はテレビになった
みんなのことが怖い、みんなのことが怖い
若くて青い体を老いた赤い体と並べて置く
みんなのことが怖いから、みんなのことが怖いから
With my kid on my shoulders I’ll tryNot to hurt anybody I like
But I don’t have the drugs to sort
I don’t have the drugs to sort it out, sort it out
わが子を肩車してやってみせるよ
好きな人たちを誰ひとり傷つけないように
でも僕に薬はない
一気に解決してくれるような薬は手にしていない
I defend my family with my orange umbrellaI’m afraid of everyone, I’m afraid of everyone
With my shining new star-spangled tennis shoes on
I’m afraid of everyone, I’m afraid of everyone
オレンジの傘を使って僕は家族を守る
みんなのことが怖い、みんなのことが怖い
星のスパンコールでぴかぴかに輝くテニスシューズをはいて
みんなのことが怖い、みんなのことが怖い
With my kid on my shoulders I’ll tryNot to hurt anybody I like
But I don’t have the drugs to sort
I don’t have the drugs to sort it out, sort it out
I don’t have the drugs to sort
I don’t have the drugs to sort it out, sort it out
わが子を肩車してやってみせるよ
好きな人たちを誰ひとり傷つけないように
でも僕に薬はない
一気に解決してくれるような薬は手にしていない
でも僕に薬はない
一気に解決してくれるような薬は手にしていない
Your voice swallowing my soul, soul, soulYour voice swallowing my soul, soul, soul
Your voice swallowing my soul, soul, soul
Your voice swallowing my soul, soul, soul
Your voice swallowing my soul, soul, soul
Your voice swallowing my soul, soul, soul
君の声が僕の魂を飲みこんでいく
君の声が僕の魂を飲みこんでいく
君の声が僕の魂を飲みこんでいく
君の声が僕の魂を飲みこんでいく
君の声が僕の魂を飲みこんでいく
君の声が僕の魂を飲みこんでいく
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