タリアイ・ヴェーソス『氷の城』(朝田千惠/アンネ・ランデ・ペータス訳、国書刊行会、2022年)
「ああ、これはすごい小説だ!」というのではなく、最初はうすぼんやりとしていた光景が、辛抱づよくカメラをのぞきこんでいるうちにすこしずつ像を結んでいく、そんな確かさをそなえた小説である。
学生のころはとにかくたくさん小説のこ ...
【歌詞対訳】”World Citizen” / David Sylvian
2003年にデヴィッド・シルヴィアンと坂本龍一のコラボによって制作された曲。“World Citizen (I Won’t Be Disappointed)”のほうはずいぶん前に取り上げたことがあっ ...
【歌詞対訳】”Lovely Joan” / Fokal Point
アルバム『フォーカル・ポイント』(Fokal Point, 1972)に収録。英国のフォークグループ、フォーカル・ポイントが残した唯一のアルバムだが、2025年11月現在でこれを入手するのはきわめて困難とおもわれる。僕はこのなんとも愛 ...
【歌詞対訳】”Garden of Earthly Delights” / XTC
9作目のアルバム『オレンジズ&レモンズ』(Oranges & Lemons, 1989)に収録。やろうと思えば王道ポップスでもなんでも作れてしまうのに、「ひねくれていなければ負けだ」とでもいわんばかりに奇妙に違和感にみちた曲を ...
【歌詞対訳】”Listen, Learn, Read On” / Deep Purple
セカンドアルバム『詩人タリエシンの世界』(The Book of Taliesyn, 1968)のオープニングトラック。イアン・ペイスのドラミングにしびれる。高校生になったころ、なぜかディープ・パープルにはまっていた。われながら197 ...
【歌詞対訳】”Heroes” / David Bowie
11枚目のアルバム『ヒーローズ』(”Heroes”, 1977)のタイトルトラック。デヴィッド・ボウイ屈指の名曲のひとつ。ボウイというと孤高の人、まぎれもないカルトヒーローというイメージがある。個人的なエピソー ...
鈴木結生『ゲーテはすべてを言った』(朝日新聞出版、2025年)
*以下の文章は一部物語のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
世間的にはあまり耳なじみがないかもしれないが、小説の分野にはアカデミック・ノベルないしキャンパス・ノベルというジャンルが存在する。主人公は主として ...
【歌詞対訳】”Le long de l’eau” / Cécile Corbel
4枚目のアルバム『ソングブックVol.4–ローゼズ』(Songbook Vol.4 – Roses, 2013)に収録。セシル・コルベルは基本的にはトラッドや日本でいうところの民謡を自分なりにアレンジして歌っている人だけれ ...
【歌詞対訳】”Tel que tu es” / Charlotte Gainsbourg
セカンドアルバム『ファイヴ・フィフティファイヴ』(5:55, 2006)に収録。『魅少女シャルロット』(1986)という恥ずかしい邦題のついたデビュー作(フランス以外ではそもそもリリース不可能であろう父親との禁断のデュエット、R ...
【歌詞対訳】”The Riddle” / Cécile Corbel
4枚目のアルバム『ソングブックVol.4–ローゼズ』(Songbook Vol.4 – Roses, 2013)からの唯一のシングル。あなたはセシル・コルベルという歌手をご存じだろうか。もしその名前に聞き覚えがあるとしたら ...