【歌詞対訳】”New Kid in Town” / The Eagles
5枚目のアルバム『ホテル・カリフォルニア』(Hotel California, 1976)に収録。中高生のころはひと昔前のハードロックにはまっていて、それからパンク、ポストパンク、ニューウェーヴあたりを経由してオルタナやUSインディーロックを聞くようになった。そのせいでカントリーロックに行きついたのは大学生になってからだったが、いまではむしろそういうアメリカ産の古きよきロックがいちばんしっくりくる。
ジ・イーグルズといえば「ホテル・カリフォルニア」というのは世界共通の認識であり、仮にこのバンドからどれか一曲選ぶとしたら他には選びようがないだろう。70年代はレッド・ツェッペリンの「天国への階段」(71年)、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」(75年)に象徴されるようにハードロック全盛の時代であり、その波に乗るようにしてイーグルズもロック色を強めていく。
しかしながら、僕が好きなのはカントリーロック・バンドとしてのイーグルズだ。「ジェームズ・ディーン」とか「ライフ・イン・ザ・ファースト・レーン」なんかもかっこいいけど、本来の彼らの持ち味が薄れているというか、音楽的な深みという意味ではいまひとつという気がする。「ニュー・キッド・イン・タウン」は「ホテル・カリフォルニア」の影に隠れがちだけれど、個人的に大好きな曲だ。
いまさら解説不要だろうけど、"Johnny-come-lately, the new kid in town"(ここでは「新入り」と訳したが、新参者、新しい若者といった訳語もすてがたい)がやってくるというこの歌詞は、表向きでは恋愛を扱ったものだが、比喩的には音楽シーンにおける世代交代を表現したものとされている。つぎつぎにやってきては人びとにもてはやされ、やがて話題にものぼらなくなっていくニューカマーたち。こうした世代交代、新陳代謝こそが生き物やショービジネスの本質ではあるけれど、イーグルズのようなレジェンド・クラスのバンドがそのことを歌えば哀愁やせつなさもぐっと胸にせまってくるというものだ。
“New Kid in Town”(written by Don Henley, Glenn Frey and JD Souther)
There’s talk on the street, it sounds so familiar
Great expectations, everybody’s watching you
People you meet, they all seem to know you
Even your old friends treat you like you’re something new
「ニュー・キッド・イン・タウン」
街中のうわさ話、それはごくありふれたもの
大いなる期待、だれもが君に注目している
君が出会うひとたちはみんな、君のことを知っているらしい
昔からの友人たちでさえ、君のことをなにか見慣れないもののように扱う
Johnny-come-lately, the new kid in townEverybody loves you, so don’t let them down
最近この街にやってきた新入りっていうのは、君のことだな*
みんな君のことが大好きなんだ、がっかりさせないようにな
*Johnny-come-lately(略式)「新米、新参者」(この表現におけるJohnnyは固有名詞ではなく「男、やつ」という意味)
You look in her eyes, the music begins to playHopeless romantics, here we go again
But after a while, you’re lookin’ the other way
It’s those restless hearts that never mend
君はあの娘の目をのぞきこむ、音楽が流れ出す
またまた望みのないロマンティストのおでましだ
でもしばらくすると、君の目はよそに向けられる
あの落ち着かない感情だな、相変わらずの
Johnny-come-lately, the new kid in townWill she still love you when you’re not around?
最近この街にやってきた新入りっていうのは、君のことだな
君がそばにいなくて、それでもあの娘は君を愛するだろうか?
There’s so many things you should have told herBut night after night, you’re willing to hold her, just hold her
Tears on your shoulder
あの娘に言っておかねばならなかったことがいくつもある
でも夜がくるたびに、君はあの娘を抱きしめたい、ぎゅっと抱きしめたい
君の肩には涙が光っている
There’s talk on the street, it’s there to remind youDoesn’t really matter which side you’re on
You’re walking away and they’re talking behind you
They will never forget you 'til somebody new comes along
街中のうわさ話、それは君に思い出させる
どっちの側についているかなんてまったくどうだっていいのだと
君は歩き去っていくが、人は裏でなにかこそこそ言っている
だれか新入りがやってくるまで、君はけっして忘れ去られはしないよ
Where you’ve been lately? There’s a new kid in townEverybody loves him, don’t they?
He’s holding her and you’re still around
近ごろはどこにいってたんだい? また新入りが街にやってきたよ
みんなあいつのことが大好きなんだぜ
あの娘を抱いているのはあいつさ、それなのに君はまだあたりをぶらついている
Oh, my, myThere’s a new kid in town
Just another new kid in town
ああ、なんてこった
街に新入りがやってきた
またしてもひとり新入りが街にやってきた
(Ooh, hoo) Everybody’s talking 'bout the(Ooh, hoo) New kid in town
(Ooh, hoo) Everybody’s walking like the
(Ooh, hoo) New kid in town
みんなあいつの話で持ちきりさ
街の新入り
みんなあいつのまねをして歩いている
街の新入り
There’s a new kid in townI don’t want to hear it
There’s a new kid in town
I don’t want to hear it, ah-ooh
街に新入りがやってきた
そんな話は聞きたくない
街に新入りがやってきた
やめてくれ、聞きたくないんだ
There’s a new kid in townThere’s a new kid in town
There’s a new kid in town
Everybody’s talking
街に新入りがやってきた
街に新入りがやってきた
街に新入りがやってきた
みんなうわさをしている
There’s a new kid in townPeople started walking
There’s a new kid in town
There’s a new kid in town
街に新入りがやってきた
人びとが歩き始めた
街に新入りがやってきた
街に新入りがやってきた








ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません