【歌詞対訳】”Family Man” / Daryl Hall & John Oates
11枚目のアルバム『H2O』(H2O, 1982)からのサードシングル。シングル盤は1曲目にこれ、そして2曲目に「マンイーター」("Maneater")が収録されているのだが、これはさすがに意味深すぎると思うんだよね笑。このホール&オーツのカバーバージョンが有名だが、オリジナルはイングランド出身のミュージシャン、マイク・オールドフィールドが、前作『QE2』にひきつづきスコットランド出身の女性シンガー、マギー・ライリーをボーカリストに迎えて発表したもの。
“family man"(「所帯持ちの男」を意味するが、ニュアンスとしては家庭的な男。そういえば映画『天使のくれた時間』(2000)の原タイトルもThe Family Manだった)という言葉じたいがいかにもアメリカのホームドラマっぽいし、ワンナイトを迫ってくる女との戦いなんだから、じっさいこれは男性ボーカルのほうが合っているんじゃないか。ただし、僕はホール&オーツのカバーから入ったのでそちらに愛着があるものの、出来栄えとしてはそれほどおもしろいものにはなっていないと思う。なお、カバーするにあたって歌詞の一部に変更が加えられている。
“Family Man”(written by Mike Oldfield, Tim Cross, Rick Fenn, Mike Frye, Morris Pert and Maggie Reilly)
She had sulky smile
She took her standard pose as she presented herself
She had sultry eyes
She made it perfectly plain that she was his for a price
「ファミリーマン」
彼女は不機嫌そうに微笑んだ
自らをアピールするようにお決まりのポーズをとった
彼女は艶めかしい目つきをした
彼女はすっかり明らかにした、対価さえ支払えば自分は彼のものになるのだと*
*for a price「相当の高値で、相当な代償(犠牲)を払って」
But he said, “Leave me alone, I’m a family manAnd my bark is much worse than my bite"
He said, “Leave me alone, I’m a family man
If you push me too far, I just might"
けれど彼はいった、「ほっといてくれ、僕はファミリーマンなんだ
それに口でいうほどひどいやつなんかじゃないさ」*
彼はいった、「ほっといてくれ、僕はファミリーマンなんだ
あんまり詰め寄られると、ことによっては……」
*one’s bark is worse than one’s bite(熟語)「(人が)見かけほど怖くない、口でいうほど悪くない」(“bark”(吠えること=言葉)のほうが“bite”(噛みつくこと=実際の行動)よりもひどい⇒口では激しいことをいうが、行動はそうではないというところから)
She wore hurt surpriseAs she rechecked her make-up to protect herself
Dropped her price and pride
She made it totally clear that she was his for a night
彼女は傷つきおどろいたふりをしてみせた
そして護身のために化粧を再チェックした
自分の値段とプライドを下げてみせた
彼女はまったく明らかにした、ひと晩だけ自分は彼のものになるのだと
But he said, “Leave me alone, I’m a family manAnd my bark is much worse than my bite"
He said, “Leave me alone, I’m a family man
If you push me too far, I just might"
けれど彼はいった、「ほっといてくれ、僕はファミリーマンなんだ
それに口でいうほどひどいやつなんかじゃないさ」
彼はいった、「ほっといてくれ、僕はファミリーマンなんだ
あんまり詰め寄られると、ことによっては……」
She gave him her lookIt would have worked on any other man around
He looked her up and down
She knew he couldn’t decide if he should hold his ground
彼女は彼に目くばせした
それはそのへんの並みの男であれば効き目のあるものだっただろう
彼は上から下へじろじろと彼女を見た
彼女にはわかった、彼は自分の立場を守るべきか決められないということを*
*hold one’s ground「自分の立場を固守する」
But he said, “Leave me alone, I’m a family manAnd my bark is much worse than my bite"
He said, “Leave me alone, I’m a family man
If you push me too far, I just might"
けれど彼はいった、「ほっといてくれ、僕はファミリーマンなんだ
それに口でいうほどひどいやつなんかじゃないさ」
彼はいった、「ほっといてくれ、僕はファミリーマンなんだ
あんまり詰め寄られると、ことによっては……」
She turned, tossed her headUnlike her opening move, her final exit line
He waited much too long
But by the time he got his courage up, she was gone
彼女は背を向け、頭をぷいとそらせた
最初のふるまいに見合わない捨て台詞
彼はあまりにも優柔不断だった
だが勇気をふりしぼったころには、彼女の姿はもうなかった
And he screamed, “(Leave me alone), I’m a family manAnd my bark is much worse than my bite"
He said, “(Leave me alone), I’m a family man
If you push me too far, I just might"
そして彼は叫んだ、「(ほっといてくれ、)僕はファミリーマンなんだ
それに口でいうほどひどいやつなんかじゃないさ」
彼はいった、「(ほっといてくれ、)僕はファミリーマンなんだ
あんまり詰め寄られると、ことによっては……」
He said, “(Leave me alone), I’m a (family man)And I don’t think I want it tonight"
And he said, “(Leave me alone), I’m a family man
If you push me too far, I just might"
彼はいった、「(ほっといてくれ、)僕は(ファミリーマンなんだ)
今夜は求めてないんだ」
彼はいった、「(ほっといてくれ、)僕はファミリーマンなんだ
あんまり詰め寄られると、ことによっては……」
He said, “(Leave me alone), I’m a family manAnd my bark is much worse than my bite"
He said, “(Leave me alone), I’m a family man
If you push me too far, I just might"
彼はいった、「(ほっといてくれ、)僕はファミリーマンなんだ
それに口でいうほどひどいやつなんかじゃないさ」
彼はいった、「(ほっといてくれ、)僕はファミリーマンなんだ
あんまり詰め寄られると、ことによっては……」
He said, “(Leave me alone), I’m a family manDon’t leave me alone 'cause I got to go home
Please (Leave me alone), I’m a family man
And I don’t think…"
彼はいった、「(ほっといてくれ、)僕はファミリーマンなんだ
ひとりにしないでくれ、家に帰らなくちゃいけないんだから
頼む(ほっといてくれ、)僕はファミリーマンなんだ
今夜は……」








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