【歌詞対訳】”Sorrow” / The National
5枚目のアルバム『ハイ・ヴァイオレット』(High Violet, 2010)に収録。この曲はザ・ナショナル・ファンにとっては非常に有名なもので、というのは、アイスランド出身の現代芸術家ラグナル・キャルタンソンが彼らと制作した「たくさんの悲哀」という映像作品があるからだ。その内容は、6時間かけてこの曲を105回繰り返し演奏するというもの。僕は現代芸術というものはほとんどよくわからないのだけど、こんなのよくザ・ナショナルのメンバーもOKしたな。悲劇の中の喜劇を見つける…みたいなコンセプトがいちおうあるらしいが、普通に考えて常軌を逸しているじゃないですか。それとも、ザ・ナショナルの本物のファンを名乗りたいのであれば、このビデオインスタレーションをどうにかして6時間ぶっ通しで見てみろというつもりなのだろうか。いや、さすがにそこまで暇じゃないんで… ということで、僕はいまだにザ・ナショナルの本物のファンにはなれないようだ。なお、"sorrow"という語は「悲哀、悲痛」といったニュアンスを持っているが、くどくなるのでここでは単に「悲しみ」という訳で通した。
“Sorrow” (written by Aaron Dessner and Matt Berninger)Sorrow found me when I was young
Sorrow waited, sorrow won
Sorrow, they put me on the pill
It’s in my honey, it’s in my milk
「悲しみ」
若かった頃、僕は悲しみに見出された
悲しみは待ち伏せし、悲しみは勝った
悲しみよ、やつらは僕を薬へと向かわせた
それは僕の蜂蜜のなかに、僕のミルクのなかにある
Don’t leave my hyper heart alone on the waterCover me in rag and bone, sympathy
'Cause I don’t wanna get over you
I don’t wanna get over you
僕の高ぶった心を水のうえに置き去りにしないでくれ
憐みよ、ぼろ切れと骨で僕を包んでくれ
なぜなら僕はお前を乗り越えたくないからだ
僕はお前を乗り越えたくない
Sorrow’s my body on the wavesSorrow’s a girl inside my cake
I live in a city sorrow built
It’s in my honey, it’s in my milk
悲しみは波に揺れる僕の体
悲しみは僕のケーキの中にいる女の子
僕は悲しみが築いた街で暮らしている
それは僕の蜂蜜のなかに、僕のミルクのなかにある
Don’t leave my hyper heart alone on the waterCover me in rag and bone, sympathy
'Cause I don’t wanna get over you
I don’t wanna get over you
僕の高ぶった心を水のうえに置き去りにしないでくれ
憐みよ、ぼろ切れと骨で僕を包んでくれ
なぜなら僕はお前を乗り越えたくないからだ
僕はお前を乗り越えたくない
Don’t leave my hyper heart alone on the waterCover me in rag and bone, sympathy
'Cause I don’t wanna get over you
I don’t wanna get over you
僕の高ぶった心を水のうえに置き去りにしないでくれ
憐みよ、ぼろ切れと骨で僕を包んでくれ
なぜなら僕はお前を乗り越えたくないからだ
僕はお前を乗り越えたくない
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